2012年3月7日水曜日

ビタミンEは体内に存在する他の成分の酸化を防ぐ役割もあるのですか?

ビタミンEは体内に存在する他の成分の酸化を防ぐ役割もあるのですか?







体の中には、血漿(けっしょう)など『水の多い場所』と、脂質組織や脳など『脂質の多い場所』があります。

水が多い場所にも、脂質が多い場所にも、活性酸素は発生します。



脂溶性であるビタミンEは、脂質の多い場所で活性酸素を退治します。

水分の多い場所で、活性酸素を退治するものは、ビタミンCです。



細胞の材料として、『不飽和脂肪酸』があります。

細胞が酸化するメカニズムを簡単に申し上げると、活性酸素が『不飽和脂肪酸』から、電子を奪うのです。すると『不和脂肪酸』は酸化され、過酸化脂質に変わります。過酸化脂質とは、細胞が酸化した状態・さびついた状態です。

ビタミンEは、活性酸素が『不飽和脂肪酸』から電子を奪う前に先回りして、活性酸素に電子を与え、その毒性を消します。



つまり、ビタミンEは、脂質の多いところで、酸化を防ぐ役割をしています。そして『不飽和脂肪酸』の酸化を防いでいます。



ビタミンEをとる時間は、食後すぐがよいです。毎食後であればベストです。できなければ、朝・晩の食後で大丈夫です。

空腹時では、ビタミンEは、極端に吸収率が下がります。まったく吸収されないこともあります。



ご参考になれば、嬉しいです。

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