ビタミンEにホルモンバランスを整える効果はあるのですか?
ビタミンEは、ホルモンの生成・分泌を促し、生殖機能を正常に保ちます。
ビタミンEは、別名トコフェロールと言います。トコフェロールの意味は『子どもをつくるアルコールのようなもの』という意味です。
エバン・シュート博士が研究の結果を報告しています。
「夫と妻の両方に生殖能力がありながら、子どもができない20組のカップルに、合成のビタミンEを投与したところ、そのうち10カップルが数カ月以内に妊娠しました」というものです。
これは、妊娠の条件づくりをする黄体ホルモンをつくることに、ビタミンEが働いていることを示します。
男性ホルモンは、黄体ホルモンが変化したものです。
ですから、ビタミンEによって、男性の生殖能力も高まります。
ビタミンEには、精力増進作用があるので、精力の衰えた人でも回復することが多いです。ビタミンEは、女性にとっても、精力増進作用があります。
更に、ビタミンEは、流産や早産の危険から母体を守って健康を保ち、元気な赤ちゃんを出産するように働きます。
400mgのビタミンEの投与で、切迫流産を70パーセント防ぐという報告があります。
これは、ビタミンEが、ホルモンの充実以外に、胎盤の血行を良くし、酸素を行き渡らせている結果です。
また、閉経後の女性に起こる体の不調は、女性ホルモンの分泌の減少が原因です。
ビタミンEは、女性ホルモンの作用を助けるので、更年期障害の症状をやわらげます。
ご参考になれば、嬉しいです。
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